僕たちは、お金を貯めることはたくさん教えられてきたものの、その使い方に関してはほとんど教育を受けてきませんでした。何かあった時のために貯金をしなさいと教えられ、その意識を強烈に埋め込まれました。

でも本当に、貯金をすることに意味はあるのでしょうか?

お金は使わずしてその価値は発揮されないし、貯めていても増えることはありません。では一体どこにお金をかけるべきなのか?そんなことについて考えていきたいと思います。

 

お金はツールに過ぎない

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お金というのは本来、それ自体に価値はありません。何にお金を使うかによって、その価値が何倍にもなったり、あるいはその逆になってしまったりするのです。

少し考えればわかると思いますが、ツール(手段)ばかりにフォーカスをしていたら、うまくいくわけないですよね?過去問ばかりを解いていて、たとえその一冊(ツール)は完璧に覚えたとしても、合格(目的)するために試験を受けなれけば成功するわけがありません。

お金というツールを集めることにフォーカスし、それを活かすことをしなければ、そこには何も価値は生まれないし何も得るものはないのです。

ツールはあくまでツール。”いかに貯めるか”ではなく”いかに使うか”を考えて、お金を扱っていきましょう。

お金をかけるべきところは?

モノよりも体験を

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『消費のパラドックス』という言葉をご存知でしょうか?欲しいモノを手に入れると、一時的には幸せな気分になるのですが、その後はだんだんとその感情が薄れていき、また新たなモノが欲しくなってしまう…ということです。これは誰もが経験あるのではないでしょうか?

つまりはモノを得ることばかりにお金を使いすぎていると、その欲求にキリがなくなってしまう。だからこそモノに執着するのではなく、体験にお金をかけていくことが大切です。大好きな誰かと食事に行く、遠く離れたあの人に会いに行く。一度した体験はあなたの中に深く宿り、いつまでもあなたの心を癒してくれるはずです。

モノの価値は薄れても、体験の価値はいつまでも薄れることはないのです。

目に見えないものへ

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お金を稼いだらあのバッグが欲しい、大きな家に住みたい、いい車に乗りたい。これらは稼ぐ大きな原動力にはなりますが、これもやはり、一度手にした後は消費のパラドックスに陥ります。こうした目に見えるものだけではなく、目に見えないものにお金をかけることはとても大切です。

その一つが、自分を高めてくれる学びの場。尊敬する人の講演会に行ったり、セミナーに行ったり、または自己投資をしてコンサルティングを受けたり。何かを学ぶという『目には見えないもの』にお金をかけることは、人生を豊かにする上で欠かすことができません。モノは年々価値が薄れていきますが、お金をかけて得た学びは、その後の人生で消えることのない大きな財産となるのです。

空気も風も、決して人の目に映ることはありませんが、それがなければ人間は生きることができないですからね。

お金はあの世へ持っていけない

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お金をいくら稼いでも、それを天国へと持っていくことはできません。あのスティーブ・ジョブズ氏はこのように語っています。

私が勝ち得た富は、私が死ぬ時に一緒に持っていけるものではない。』

スティーブ・ジョブズ氏ほどの成功者であっても、死ぬ時にそれは何も価値のないものになってしまいます。人生で勝ち得た富というのは、本当に大切なものではないのかもしれませんね。

もしも最期の瞬間に、お金はなくとも、感動的な経験が心の中に充満していたのなら―。

もうそれは最高の人生なんじゃないかなと、僕は思います。誰かと過ごした時間や共有した思い出は、あの世に一緒に持っていけるはずだと僕は思うからです。

お金を稼ぐことばかりに執着し、それを貯めようと必死になる。目に見えるものばかりにお金を使い、大切なはずの目には見えないものにはお金を出すことを拒み続ける。こんな人生を歩んでいたら、最期に残るのは大きな後悔です。

お金は貯めることに価値があるのではなく、どのように使うかによって価値が出るのですから、お金との接し方をもう一度考え、あなた自身の人生を本当の意味で豊かにしていくために、お金と付き合っていきたいですね。