人生にはレールがあり、その上から落ちないように歩きなさいと、僕たちは教育を受けてきました。良い学校を出て良い会社に勤める。そんなレールから一歩外に出て、常識とは異なる自らの自由な人生を描こうとする時、必ずといっていいほど親や家族は反対をしてきます。
でもやっぱり人生とは自分だけのものであり、親や家族のために生きる必要はありません。自分が幸せになることが、自分の人生にとって一番大切なことなんです。
僕自身、いわゆる”普通”とされる生き方を拒んだ時、親や家族からの反対はたくさんありました。そしてそれらに聞く耳を持ちませんでした。
しかし、そんな批判の中からも学ぶべきことがあることに、僕は気がつきました。
家族はいつでも味方
例えばネットビジネスに挑戦したいと思った時、特に両親はそれに反対してくるケースが多いです。それは両親の時代には無かった働き方だから。自分たちがやったことのない、未知なことに対しての恐れがあるんです。
だから『とりあえず批判』をしてきます。それはもう、仕方のないことです。
僕はそんな時、自分をわかってくれない両親に腹が立つこともありました。やりたいことくらいやらせてくれと思いました。
でもそこで両親が伝えたいことは、『それでもやる覚悟があるのか?』ということだと僕は思います。反対されて辞めるくらいならやらない方がいい。両親は子どもに良い人生を送ってほしいはずですし、最後は自分の決めた人生を歩んでほしいに決まってます。
あならがその反対を振り切ってまでも夢を追うと決めたのなら、両親や家族は必ず味方でいてくれます。
貯金をしっかりしろ
真面目に働いてお金を稼ぎ、あまり贅沢をしてはいけない。お金を貯めて、安心した老後を迎えられるようしっかりと節約をしなさい。
こんなこと、僕はたくさん言われてきました。だから、ビジネスにお金をたくさん自己投資してることを知った親は、『無駄遣いしないで貯金しろ』と、その口調をさらに強めて僕に言いました。でも僕は自分の成長のためにお金を使いたかったし、貯金してもそれが増えることはない、貯めても人生は変わらないと思っていました。
でもよく考えてみると、僕の兄弟は3人とも大学まで卒業させてもらって、僕が大学生の時やボクシングをやっていてお金がない全く無い時でも、お金で苦労するようなことはありませんでした。
今思うとそれは、親がしっかりと貯金をしてくれていたから。だからこそ僕は好きなことを続けることができたし、夢を追うことができていました。だから僕は貯金を全否定することは絶対にしないし、お金を貯めることは大事だと思っています。
僕はこれからも自分の成長にはお金を使い、貯金よりも投資を優先させますが、両親のこういった支えは忘れずに生きていこうと思います。
食事の時間を大切に
スマホ世代の僕たちは、食事中にもスマホをいじるということがよくあります。誰かと一緒にいる時も、そんなことをよくしてしまいますよね。
でもやっぱり、誰かと一緒にいる時はその人との時間を大切にするべきだし、その瞬間を大事にしなければなりません。スマホやインターネットの普及によって働き方や生き方が多様化している現代ですが、そういったかけがえのない瞬間は、どんな時代でも大切にしていかなければいけないですね。
礼儀だけはしっかりと
どんな仕事でも、人と人との繋がりがあります。自分一人でできてしまうことなど何一つありません。僕は小さい頃から、『常に笑顔でいることの大切さ』を両親から学んできました。そしてそれは自分でビジネスをしている現在、とても大切なスキルだと感じています。
礼儀ができない人は誰からも信頼されることはない。誰からも信頼されないということは、仕事でうまくいくわけがありません。仕事どころか、人生を通しても同じです。だからどんなにうるさく教えられたとしても、これは絶対に守っていくべきです。
コミュニケーションはどんな時にも大事になってきますし、それは巧みなスピーキング能力のことではなく、挨拶や笑顔といった小さなことだと僕は思っています。
どれだけ時代が変わっても、礼儀だけは忘れずに生きていきたいですね。
最後に
一番近くにいる両親や家族の言葉は、なかなか聞き入れることができないかもしれません。うるさく言われたりすると、どうしても言うことを聞こうとは思えないですよね。
でもその中に、実はこうした大切なことがたくさん転がっています。全てを否定するのではなく感謝する心を持ち、その言葉や教えを大切にしながら、自分の決めた人生を生きていきたいですね。