何か目標を持った時、または何かを達成したと思った時、そんな時に一番の近道は間違いなく、環境を変えることです。
でも一つ勘違いしてほしくないのは、ただ環境を変えるだけでは全く意味がないということ。
一見矛盾しているようですが、ここはしっかりと理解していなくてはいけません。
今回は働きアリの法則から、環境を変えることの本当の意味について解説していきます。
なぜ環境を変える必要があるのか
まずはじめに、なぜ環境を変えることが成功への近道だといえるのでしょうか?
一番影響を与えるのはやはり、気持ちやモチベーションの維持ですね。
特にネットビジネスでは、一人で作業をする時間というのがとても長いです。
それに雇われているのではなく立派な起業家ですから、たとえ作業をしなくても誰も注意してくれる人はいません。
もしも作業が辛い時にあなたが一人孤独に頑張っているとしたら、多くの場合モチベーションが著しく低下していってしまうでしょう。
そんな時に一緒に頑張る仲間だったり、道を照らしてくれるメンターだったり、そういった存在があることによって、気持ちを落とすことなく作業を進めていくことができますよね。
ネットビジネスだけでなく、どんなビジネスでもどんな夢であっても、作業を辞めてしまっては目標が達成されることはありません。
だからこそどんな環境に身を置くのかはとても重要ですし、そこに投資をするのは大きな価値があるのです。
環境によって成否が決まる、と言っても過言ではないですね。
働きアリの法則から環境について考える
あなたは、働きアリの法則をご存知でしょうか?
ある一定数のアリを集めると、
よく働くアリが2割で、普通に働くアリが6割、全く働かないアリが2割であるという法則で、
別名『パレートの法則』とも呼ばれます。
さらに、2割のよく働くアリだけを集めて再び集団を作ると、またしてもその中でこのような割合で分かれてしまうんです。
これはどんなことにも当てはまるとされていて、例えばクラスで勉強をする人としない人もこういう割合になったり、スポーツのチーム内でもこういう状況が起こったりします。
どれだけエリートを集めたとしても、全員がちゃんと頑張るわけではないんですね。
こういったことが立証されている中で、
本当に環境を変えるだけで自分自身が変わっていくと、あなたは思えるでしょうか?
環境が自分を変えてくれるわけではない
過去にも僕は、自分を変えるためには環境を変えましょうということをお伝えしてきました。
でもそれは、環境を変えれば自分も変わるという安易な話ではありません。
僕の友達に、田舎からなんとなく東京に出てきた方がいますが、街のギラギラした感じが肌に合わず、半年ほどで田舎に帰っていってしまいました。
何かを得ようと思って環境を変えたけれども、彼には何も目的がなかったために、東京はただの騒音の激しい小さな街にしか感じられなかったのです。
つまりは、2割の全く働かないアリになってしまったわけですね。
結局は環境というものは外部のものであり、本当に大事なものはあなたの内側にある想いです。
だから環境に頼るのではなく、環境を大いに利用していくという気持ちをもつといいですね。
メンターに積極的に質問してみるとか、たくさん発言してみるとか、うまくいっている人に積極的に近づくとか。
成功するためには環境を変える必要があるけれど、環境を変えれば成功するということではありません。
環境をどう利用するのかはあなた次第ですし、それによって環境の力が100にも1000にも、もしくは−100にも−1000にもなってしまうということを、ぜひ覚えておいてください。
勇気をもって環境を変えよう
ここまで働きアリの法則を例に、環境を変えることの本当の意味をお伝えしてきました。
結局は全て自分次第、うまくいくかいかないかは自分次第で変わってきます。
これはビジネスだけでなく、人生においても同じであると僕は思っています。
こんなことを言うと何だか投げやりな感じがするかもしれませんが、あなたが勇気を持って環境を変えることにより、そこには僕も含めて多くの価値感の合う仲間がいます。
環境を変えればうまくいくわけではない。
でも逆説的ですが、うまくいくためには環境を変えることが絶対に必要である。
だから環境を変える勇気を持ち、そしてその環境を大いに利用して、あなたのモチベーションに火をつけていってほしいですね。
環境に頼るのではなく、環境を利用する。
自分の成長のために環境をどんどん利用し、よく働く2割のアリになっていくことができれば、あなたも間違いなくうまくいきますからね。