現在行われているリオデジャネイロオリンピック。
名シーンとともに、多くの感動が世界中に広がっていますね。
日本勢の活躍もとても素晴らしく、毎日良いニュースが駆け巡っています。
そんな中、僕は女子卓球の種目においてとても考えさせられるものを知りました。
彼女たちの卓球にかける思いの強さに感動するとともに、その姿勢には多くの学ぶべきことがあったのです。
今回は、リオ五輪の卓球という種目から、夢を追う気持ちと行動力について記事にしていきたいと思います。
リオ五輪・女子卓球での出来事
リオ五輪も連日熱戦が繰り広げられていますね!
これから終盤に向かい、さらに多くの感動シーンが出てくるでしょう。
そんな中、女子卓球の舞台である変わった光景を目にしました。
それは、多くの国の代表選手の中に中国人選手がたくさんいること。
一部の国だけでもアメリカやドイツ、さらにフランスやスペインなど、欧米選手の中に混じって中国人選手の姿をよく目にしたのです。
僕は日本対ドイツの試合を見ていた時にそれに気付き、その時はまだ何も思うことはなかったのですが、
彼女たちの卓球にかける思いを知った時、僕は夢に対する気持ちの強さにとても感動しました。
僕たちが生きていく中で必要なもの、つまり気持ちと行動力を彼女たちは持ち合わせていたのです。
帰化してまでオリンピックに出たい
なぜ卓球の各国代表選手の中に、中国人選手が混じっているのでしょうか。
まず、中国の卓球のレベルの高さが挙げられます。
中国のレベルは世界一と言われており、国内の代表選手になれるのは本当に一握りのトッププレイヤーだけ。
人口も多く、その争いもとても激しいものですから、卓球で中国代表になるには相当に厳しい道のりです。
そこで多くの選手が考えるのが、国籍を変えて卓球の代表選手になるということ。
今回のリオ五輪ではあまりにもそんな人たちが多いので、ネット上ではこんな意見も多くありました。
「前からあったけどこれは異常・・・」
「この問題はなんとかならないものか・・・」
確かに、現在の世界ランキングを見ても上位はほとんど中国人選手、もしくは中国から帰化した選手が多く名を連ねています。
おっしゃる通り、これは異常な状況です。
しかし、見方を変えればこれは人として、そしてアスリートとして素晴らしいことなんじゃないかなと僕は思います。
国内での争いに敗れながらも夢を諦めるわけではなく、自らの国籍を変えてまで卓球での夢を叶えたい、そんな思いが彼女たちを突き動かしているのです。
これは並大抵の行動力ではないのではと、僕は感じてしまいました。
中国人選手の夢を追う気持ち・行動力
僕たちは日々、どれほどの思いで夢に向かって努力しているでしょうか?
障害を前に、どれだけ立ち向かっているでしょう?
帰化してまで卓球を続けたい、卓球でオリンピックに出たいという強い思い。
国籍を変えるというのは考えられないほどの覚悟だと思います。
母国を捨て家族を捨て、そして住み慣れた生活や愛する人も捨てて卓球に懸けてきたのかもしれません。
その国の代表選手となるために、彼女たちは全てを捨てて卓球を選んだのです。
僕たちは日々目標に向かっている中で、どれだけのものを捨てることができているでしょうか?
「何かを得るためには何かを捨てなければいけない。」
夢に向かっている時、何かを捨てなければいけない時は必ず訪れます。
その時僕たちは本当に叶えたい夢のために、この中国人選手たちのように何かを捨てる覚悟を持てるでしょうか?
今回僕はリオ五輪の卓球をこういう観点から見ることができてとても学ばせてもらいましたし、覚悟するとはこういうことなんだなと感じました。
全てを捨ててここまで人生を懸けている人たちがいる。
僕たちもそんな強い思いで生きていくべきだと思いますし、それこそが僕たちが生まれてきた意味だと思います。
一度きりの人生、本当に叶えたい夢のために何かを捨てる強い覚悟を持って生きていきたいですね。
その先にはきっと、捨てたものよりももっと大きなものが返ってくるはずですから。