良好な人間関係を築いていくためには、与えることに徹する意識が大切です。そしてそれは、人生をより良くしていくこと、仕事で成功を収めるために絶対に欠かすことができません。

世の中には、与える人と奪う人が存在します。『与える人になりましょう』というと、モノを与えることを想像してしまうかもしれません。お金がない人にお金をあげることだったり、食べ物を与えることだったり。でも与えるというのは、そういった物質的なものだけではなく、日常の中に溢れている小さなことです。

奪う人ではなく、与える人。こちら側の人間になることを常に忘れずに生きていきましょう。

 

与える人とは?

与える人 奪う人 違い

自分のことばかり語らない

例えば人と会ったとき。与える人というのは、相手が気持ちよく話ができるように笑顔で接したり、相手の話にしっかりと耳を傾けます。自分のことをぺちゃくちゃと喋るのではなく、相手目線で空気を作っていくんですね。

相手にまず気持ち良い空間を与えることで、その後に自分が何か伝えたい時、相手はあなたの話を熱心に聞いてくれるようになりますよ。

良いものはどんどんシェアをする

与える人は、自分が知った価値ある情報を惜しみなく周りにシェアします。多くの人はこんな時、『自分だけのものにしたい』という感情が働くでしょう。誰かに教えたことによって、ライバルが増えたり自分が損をすると思っているからです。

でもそういった気持ちって、自分のことしか考えていない自己中な態度だと思いませんか?シェアした相手も得することよりも、自分だけがうまくいけばいいと思っているんですよ。こういった人は結局孤立し、周りの人はだんだんと去っていってしまいます。

与える人は仲間の成功が自分の成功だということを知っていますから、周りに惜しみなくシェアすることができるんですね。

一人では何もできないことを知っている

僕は、与える人は決して強い人だとは思いません。でもだからこそ、人の気持ちがわかるのではないでしょうか。自分ができないことは人に協力してもらうけど、その分相手ができないことを全力でカバーする。

一人で全てをこなす人などいないのですから、自分の持つ力を惜しみなく周りに提供することができるんです。

自分一人で何でもできると勘違いしてしまったら、誰もあなたに協力する人は出てきません。与え合うことの大切さを知っている人は誰からも応援され、そして結果的に、与えたものが返ってくるのです。

与える人がお金持ちになる?

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与える人がお金持ちになる。こんなことを聞いて、あなたはどう思うでしょうか?お金を人に与えてばかりでは、お金がなくなってしまうのではと思うでしょうか。

これに関して、大富豪として知られるアンドリュー・カーネギーは、次のように語っています。

わたしにお金が入ってくるようになったのは、ずっと昔の子供時代 人に与え始めた頃からだった 。それから収入が増えるにしたがって、 わたしは差し出す贈り物を大きくしてきた。

出典:http://tokumoto.jp/2014/05/446/

お金持ちだからそんなことができるんでしょと思われるかもしれませんが、成功している人は皆お金がない時から『与える』という意識を持っています。

これは必ずしも、お金を与えるということだけではありません。上に挙げたことのように、自分のことだけではなく相手を成功させるために自分の力を差し出すことができるということです。

結果的にそういう人には仲間が集まってくるし、人からの信頼も厚くなる。そうなれば仕事はうまくいくに決まっていますし、それに伴ってお金持ちになるのは当然です。

お金持ちになりたければ与える、成功したければ与えるということは、この世界の普遍の原則です。

奪う人とは?

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いつも不平不満ばかりを口にする

会う度にいつも、不平不満や愚痴ばかりを口にする人っていますよね?『私はなんて運が悪いんだ…。』、『あの人がこんなことをしたせいで…。』と、どんなこともネガティブな事実に変えてしまう人のことです。本人はそれで心を落ち着かせようとしているのかもしれませんが、知らぬ間に相手からエネルギーを奪ってしまっています。

言葉の力って物凄くて、どんな言葉に触れるかによって気分や人生が大きく変わってきます。ネガティブな言葉とは、言い換えればまさに『凶器』。簡単に凶器を振り回すような人の周りには、人が集まってこないのは当然ですね。

自分が良ければ全て良し

奪う人はいつも自分のことを考えているので、誰かに何かを教えてもらっても、それを返そうという気持ちがありません。自分が得をすればオッケー!という感情を持っているのです。いわゆる”クレクレ君”ってやつですね。

こういう人は相手の状況を考えずに何でも欲しがり、相手にベネフィットを全く提示しません。相手の時間も平気で奪います。

その情報を知りたければ相手に何をすればいいのか、教えてもらうに相応しい行動とは一体どんなことなのか。

自分が得をする時は相手にも何かを返すという意識が、奪う人には足りていないのです。

常に損得で判断する

僕はプロボクサーだった頃、試合のチケットを自分で売る必要がありました。それほど安い金額ではなかったので、買ってくださいと強く言うことはなかなかできませんでした。

チケットを手売りした経験のある方はわかると思うのですが、中には『もっと安くして』とか、『交通費出してくれたら行くよ』、さらには『タダだったら行くよ』などを、平気で言ってしまう人もいるんですよね。僕はこういう人には敢えて売らなかったのですが、これも奪う人によくある行動です。

何かを見せてもらったり、感動を与えてもらったりした対価として自分のお金を差し出す。これは至極当然のことです。それを感じさせてはもらうけど、自分は何も与えない、返さない。もうあまりにも自己中心的な考え方ですよね。それだったらわざわざ行く必要はないと思います。

つまりは、お金を払っている自分が一番偉いという考えを持っている。でも本当は、受け取る側と差し出す側に、上下関係なんてないんです。与えてくれる人がいて、そこで初めてあなたが何かを得ることができるのですから、自分勝手な行動は絶対にやめましょう。

良好な人間関係を築こう

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いくらお金を稼いでも、いくら地位や名声を手に入れても、誰も心を打ち明かす人がいなかったら、それはとてもさみしい人生です。成功したなんてとても言えません。

どれだけあなたがうまくいったとしても、それはあなただけの力ではなく、力を与えてくれる人がいてくれるから。それに気づけた人は周りに力を貸すことができるし、多くの人から信頼を得ることができます。そしてその与えたものが、自分自身に返ってくるのです。

成功した人は、常に与える精神を持ち合わせています。自分勝手な人はうまくいかないし、良好な人間関係など築けない。つまりは一人で成功なんてできるわけないと知っているからこそ、仲間の成功を心から喜ぶことができるのです。

奪う人ではなく、与える人。

この意識を持って日常を送っていくことができたなら、あなたの周りはエネルギーに溢れた人でいっぱいになり、人生は劇的に変わっていきますよ。